「職務給」と「職能給」

従業員の待遇を決める時に何を基準に決められていますか?
待遇として、一番重要なものが「賃金」です。
「賃金」は何を基準に決められていますか?

賃金を決める基準として「年齢」や「職務」、「職能」が上げられます。

高度成長期までの賃金制度は、従業員の年齢や勤続、学歴といった基準で賃金が決められることがほとんどでした。「属人給」と呼ばれるものです。

年齢や勤続、学歴は会社に入って、本人がどんなに頑張っても変えることができないものです。
これでは、やる気もおきません。

そこで、本人の頑張りを能力で評価し、賃金を決めようという考え方が出てきました。
これが、「職能給」です。「職能給」は従業員に必要な職務遂行能力を「職務等級」として定義し、本人の職務遂行能力を仕事を基準として測り、昇格や昇進を行い、結果として賃金に反映されます。
この仕組みを「職能資格制度」と呼びます。

「職能資格制度」の理念は従業員の能力向上と共に、会社が発展するということです。
しかし、右肩上がりの経済成長がストップした現代に多少、合わない面も出てきました。
従業員の能力向上に対し、その能力にふさわしい職務をあてがうことができないということです。

「職務給」は従業員が担当する「職務」に応じて賃金を決める考え方です。
本人が保有する職務遂行能力ではなく、現在の職務に応じて賃金を決める方法です。
実際には「職務」を等級に格付けする「職務等級制度」が一般的です。

「職務等級制度」では、職務遂行能力は必要としないのでしょうか?
その職務に任命するためには、仕事の内容や責任、職務を全うするために必要な職務遂行能力が明らかにされてなければなりません。

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投稿日時: 2014年8月24日 16:16 | パーマリンク |TOPページへ画面上へ

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