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2007.08.26 Sunday

社労士試験受験者の皆様、お疲れ様でした。

本日は社会保険労務士試験の試験日でした。
私も、試験監督官(補助者)として、参加しました。

受験生の皆様、本当にお疲れ様でした。
今日の試験で合格できた人は合格率からいっても、10人に一人の割合ですので、残りの9人は残念ながら、不合格ということになります。

また、来年も受験されることと思いますので、ちょっとだけ、アドバイスをします。
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まず、試験の見回りをしていて感じたのは、真剣に勉強して、試験に臨んだ人は全体の2〜3割ではないかということです。択一式の問題で、自信をもって、○×をつけている人が2〜3割しかいません。

択一式の試験の受け方ですが、私のお勧め方法として、いくつかポイントがあります。
まず、問題文の”正しいものはどれか””誤っているものはどれか”に線を引きます。問題が多いので、うっかりしていると反対に思っていることがあります。
次に、選択肢の1問1問に○×?をつけます。
正しいものに”○”誤っているものに”×”自信がない、分からないものに”?”をつけます。
そして、その根拠となる部分にアンダーラインを引きます。
”正しいものを選べ”というときに、一つだけ”○”で、残りが”×”だったら、その問題は正解です。
二つ”○”があって、残り三つが”×”だったら、50%の確率で正解です。
社労士試験は60点(60%)正解で合格ですから、かなり、合格に近い訳です。
二つの”○”のうち、もう一度根拠を考えて、正しそうな方を答えとして選びます。

この解き方をしていると、後で見直した場合に間違いや勘違いに気付きやすくなります。

試験監督をしていて、一問一問に○×をつけている人はほとんど、いません。時間はたっぷりあります。ゆっくり、時間をかけて、一問一問に取り組んでください。

次に、入口で予想問題とか各資格試験の学校が配ったりしますが、試験前に新しいことをしても、駄目です。
今まで、勉強してきたことをおさらいすることを勧めます。私は通信教育のテキストを8回するつもりでしたが、4回しかできませんでした。それでも、目次を見ただけで、こういうことが書いてあったというように、内容が頭に浮かぶようになります。

社労士試験は何と言っても、記憶の試験です。
40歳をすぎると記憶力が極端に低下します。でも、みんなそうなんです。私も、勉強していて、30分位経ったころに、昨日勉強していたところだった、ということがありました。
覚えたつもりが、翌日になると、さっぱり忘れてしまっていると思ったことが何度もありました。
悲観してはいけません。何度も何度も繰り返すことによって、記憶は定着します。
新しいことをあれこれするよりも、同じこと(同じ教科書、同じ問題集)を何度も繰り返す方が良いようです。

最後になりましたが、来年も受験する皆様に。
社労士は使える資格か?
私の体験として、再就職、転職には大いに役立ちました。
私みたいに40歳をすぎて、全く経験のない人事・総務関係に転職しようとした時に、社労士の資格がなかったら、全く無理だったと思います。
社労士の資格は確かに役立ちました。

社労士は食える資格か?
この質問自体がナンセンスだと思っています。
他の資格でも一緒ですが、資格で食える程、世の中は甘くありません。資格はあくまでもスタートラインです。資格があって、その上で、どれだけ企業に役立つことができるかということが重要です。
状況によって、自分の食い扶持だけ稼げば良い人もいますし、他の収入がある人もいます。
社労士の仕事で家族を養っている人は少ないのではないでしょうか?
残念ながら、私も社労士業務だけでは、家族を養ってはいけません。
社労士という資格で食っている訳では無いということです。

受験生の皆様、本日はほんとうにお疲れ様でした。
今年、合格できた人は、おめでとうございます。
残念だった人は、来年に向けて頑張ってください。