2007.04.04 Wednesday

老舗の靴・履物店の社長と話をしました。

今日は当地でも老舗の靴・履物店の社長とお話ができました。
私の実家が以前下駄屋をしていた関係で、このお店へは父の自転車の後ろに乗って仕入れに行ってました。
まだ、私が幼稚園の頃ですから、40年以上も前の話になります。

社長は70歳位の方ですので、ご存知かもしれないと思い、この話をしましたが、店は分からなかったようです。

このお店は江戸時代から続いているとの話で、経営とは細く長く続けるものだと教えていただきました。

以前に私が勤めていた大手量販店がなぜ倒産したのかを聞かれたので、私なりの解釈で2点程、話しました。

その一つは売上至上主義です。売場や店の評価、その運営に携わる従業員や店長、バイヤーの評価は基本的に売上でした。
無理をしてでも、売上を伸ばした店長は評価されていました。

もう一つは人件費率の高さです。
働く側としては当然、給与や賞与は高いほうが良いに決まっています。しかし、そのために競争力をなくし、経営を危うくしてしまっているとしたら、元も子もありません。
具体的に数字で調べたわけではありませんので、ひょっとしたら違っているかも知れませんが、退職後、再就職先を地場企業で見つけようとした時にその差に愕然としたことを覚えています。

人事評価にしてもそれに対する報酬や待遇にしても、私の業務の範疇です。

老舗といっても、今は郊外のショッピングセンターに押され、苦しい経営だと思います。何らかのお手伝いができればと思いました。

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